セルフジェルネイルで、いちばん楽しい工程のひとつがカラージェル。
「今日は何色にしよう?」と選んでいる時間も楽しいですよね。
でも、実際に塗ってみると、
「なんだかムラになる」
「根元がガタガタする」
「何度も塗ったら分厚くなった」
「サイドにジェルが流れてしまう」
など、意外と難しいのもカラーです。
こんにちは、Oggi NailのIris(イリス)です。
私もセルフジェルを始めたころは、ムラが気になって何度もブラシで触ってしまい、直そうとするほど余計にムラになるなんてこともありました。
カラージェルは、たっぷり一度で発色させようとするよりも、ジェルの特徴を見ながら少しずつ重ねていく方がきれいに仕上げやすくなります。
今回は、セルフジェルネイル初心者さんに向けて、カラージェルの基本的な塗り方と、ムラなく仕上げるためのポイントを紹介します。

カラージェルを塗る前にベースジェルまで仕上げる
カラージェルは、基本的にベースジェルを硬化したあとに塗ります。
セルフジェルネイルの基本的な順番は、
プレパレーション
↓
ベースジェル
↓
カラージェル
↓
トップジェル
です。
カラーをきれいに塗ることばかり考えてしまいがちですが、その前のベースが大きくデコボコしていたり、根元やサイドにはみ出していたりすると、カラーも塗りにくくなります。
まずはベースジェルまで丁寧に仕上げておきましょう。

カラージェルは塗る前に色を均一にしておく
カラージェルは、顔料などが時間とともに沈んでいることがあります。
そのため、使用する製品で推奨されている場合は、塗る前にジェルをゆっくり撹拌して色を均一にします。ただし、勢いよく混ぜると気泡が入りやすくなるので注意。
ボトルタイプなら、メーカーの案内に従って扱います。
ここもすべてのカラージェルで同じではないので、商品説明を確認してください。
STEP1|カラージェルの量を調整する
まず、ブラシに取るジェルの量を調整します。
初心者さんに特に気をつけてほしいのが、一度で発色させようとして、ジェルをたっぷり塗りすぎないこと。
量が多すぎると、根元やサイドへ流れやすくなります。また、厚くなりすぎると硬化不良につながる可能性もあります。最初から完璧な発色を目指さず、薄めに塗って必要なら重ねるくらいから始めると扱いやすいと思います。
STEP2|ジェルは爪の中央あたりに置く
ベースジェルと同じように、いきなり根元ギリギリへブラシを置くのではなく、まずは爪の中央あたりにジェルをのせます。
ここから必要なところへジェルを少しずつ広げていきます。
ブラシを爪に強く押しつけて「塗る」というより、ブラシの先でジェルをやさしく運ぶようなイメージです。
STEP3|根元へ近づけてから、爪先へ伸ばす
中央に置いたジェルを、まず根元側へ少しずつ広げます。
最初からキューティクルぎりぎりを狙うのではなく、少し手前からブラシをゆっくり根元へ近づけ、そこから爪先に向かってジェルを伸ばしていきます。
中央だけでなく左右にもブラシを動かしながら、爪全体に薄くジェルを広げていきましょう。
初心者のうちは、根元を完璧に攻める必要はありません。
ほんの少し隙間があっても、皮膚にはみ出さないことを優先します。
慣れてくると、少しずつ自分がコントロールできる範囲が分かってきます。
また、きれいにしようとして何度もブラシを往復させると、かえってムラになることがあります。
特にシアーカラーはブラシの跡が筋のように見えることもあるので、必要以上に触りすぎないことも、きれいに塗るコツのひとつです。
STEP4|サイドの塗り残しとはみ出しを確認する
爪全体に塗れたら、左右のサイドを確認します。
爪にはカーブがあるので、真上から見ただけではサイドの塗り残しに気づかないことがあります。指の角度を少し変えて見ると分かりやすくなります。
塗り残しがあれば少量のジェルをブラシでやさしく広げます。
反対に、サイドへジェルが流れてしまう場合は、ジェルの量が多い可能性も。無理にそのまま塗り続けず、ブラシに含ませる量を調整してみましょう。
STEP5|エッジはさらっとなでる程度に
使用するジェルによっては、爪先のエッジまで塗布するよう案内されていることがあります。
ただ、セルフジェル初心者さんの場合、エッジだけを狙って塗ろうとすると、爪裏や皮膚までジェルが回り込みやすくなります。
私は、爪先まで筆を運んだ最後に、エッジをさらっとなでるくらいを意識しています。
ジェルをつけ直して、爪先にたっぷり塗る必要はありません。
爪裏や皮膚にジェルがついてしまった場合は、硬化する前に取り除きます。
エッジへの塗布が必要かどうかも含め、使用するカラージェルのメーカーが推奨する方法を基本にしてください。
STEP6|はみ出していないか確認して硬化する
塗り終わったら、すぐにライトへ入れず、
根元・サイド・爪先
を一度確認します。
ジェルが皮膚にはみ出していたら、ウッドスティックなどで硬化前に取り除きます。ウッドスティックがなければ、細かな部分なら爪楊枝などで代用することもできます。一度硬化するとジェルもそのまま固まってしまいます。
また、未硬化ジェルを皮膚につけないことは、ジェルアレルギーのリスクを減らすうえでも大切です。
「塗る → はみ出しを確認 → 硬化」
までをひとつの工程として覚えておくとよいと思います。
STEP7|ライトで硬化する
はみ出しがないことを確認したら、ライトで硬化します。
硬化時間は、使用するカラージェルやライトによって異なります。
商品説明には、
LEDライト:約○秒
UVライト:約○分
など、対応するライトと硬化時間の目安が記載されていることがあります。
まずは使用しているカラージェルの商品説明を確認しましょう。
また、ライトはW数が高ければ、どんなジェルでも短時間で硬化できるというものではありません。LED・UVへの対応や波長なども確認しておくことが大切です。
STEP8|発色を見ながら二度塗りする
一度目を硬化したら、発色や色ムラを確認します。
もう少し色を濃くしたい場合や、ムラが気になる場合は、同じようにカラージェルを重ねて硬化します。
カラージェルは二度塗りすることも多いですが、必ず二度塗りしなければいけないわけではありません。
シアーカラーなら一度塗りの透け感を楽しむこともできますし、製品によって発色も違います。
私は、
「何回塗るか」ではなく、発色や仕上がりを見ながら必要な回数を重ねる
くらいに考えています。
動きで確認したい方はこちら
ブラシの動かし方は、文章やイラストだけでは少し分かりにくい部分です。
実際の筆の動きを確認したい方は、ジェルメーカーが公開している塗り方の動画も参考にしてみてください。
メーカーやジェルによって、ジェルの量や筆の動かし方、推奨される塗布方法はさまざまです。同じメーカーのカラージェルでも、シアー・マット・ラメなど、カラーや質感によって塗りやすい方法が変わることもあります。
「この塗り方が唯一の正解」と考えるのではなく、実際に使うジェルの説明を基本にしながら、自分が塗りやすい方法を見つけていくのがおすすめです。
※動画は外部チャンネルのコンテンツです。公開時期によって、動画内で使用されている商品が現在の商品と異なる場合があります。
※実際に使用する際は、お使いのジェルの商品説明やメーカーの最新情報も確認してください。
カラージェルがムラになるときに確認したいこと
ジェルを一度にたくさん塗っている
「ムラをなくしたい」とジェルを足していくと、今度は厚みが出すぎたり、サイドへ流れたりすることがあります。
一度で仕上げようとせず、薄めに塗って硬化し、必要なら重ねます。
ブラシで何度も触りすぎている
これは私もやりがちだった失敗です。
「ここがちょっと薄い」
「今度はこっちが濃い」
と気になって何度もブラシを往復させると、せっかく塗ったジェルをブラシで持っていってしまうことがあります。
特にシアー系はブラシ跡が見えやすいので、
ある程度整えたら触りすぎない。
これも意外と大切です。
カラージェルが均一になっていない
顔料が沈んでいるカラージェルの場合、塗る前の状態によって発色に差が出ることがあります。
使用する製品で撹拌が推奨されている場合は、ゆっくり混ぜてから使用します。
ブラシに力を入れすぎている
ブラシを強く押しつけると、ジェルが左右へ逃げたり、中央だけ薄くなったりすることがあります。
特に筆タイプのカラージェルなら、毛先だけでゴシゴシ塗るというより、ブラシを寝かせ気味にしてジェルを運ぶ感覚を意識してみてください。
初心者でもきれいに塗りやすいカラーは?
実はカラージェルは、塗り方だけでなく選ぶ色によっても塗りやすさがかなり変わります。
同じように塗っていても、ムラが目立ちにくいカラーもあれば、少しの筆跡や塗りムラが目立ちやすいカラーもあります。セルフジェルを始めたばかりなら、最初は比較的きれいに見えやすいカラーから練習するのもおすすめです。
ラメ・グリッター系
初心者さんにおすすめしやすいのが、ラメやグリッターが入ったカラー。多少の塗りムラがあってもラメの輝きで目立ちにくく、セルフでも比較的きれいに仕上がって見えやすいカラーです。
私も「今日はあまり時間をかけたくない」というときは、こういうごまかしがきくカラーに助けられることがあります(笑)。
細かなラメなら派手になりすぎず、大人のセルフネイルにも取り入れやすいと思います。
肌なじみのいいシアーカラー
透け感のあるピンクやベージュなども、ナチュラルに仕上げやすいカラーです。自爪がほんのり透けるので、爪が伸びてきたときの根元も比較的気になりにくいのがメリット。
ただし、シアーカラー=必ず塗りやすい、ではありません。
透明感がある分、筆跡や色の重なりがムラとして見えるジェルもあります。
一度で色を出そうとせず、薄く重ねながら好みの発色に近づけるのがコツです。
細かなパール系も比較的きれいに見えやすい
細かなパールが入ったカラーも、光の反射によって多少のムラが目立ちにくくなるものがあります。
ただし、パールは筆を動かした方向が筋として見えやすいカラーもあります。
最後に爪先方向へブラシを揃えて動かすなど、パールの向きを整えるときれいに見えます。
反対に、初心者には少し難しいカラーも
個人的に、初心者さんが「私、ジェル塗るの下手かも……」と思いやすいのが、ムラがそのまま見えてしまうカラーです。
たとえば、
- 白や白に近いカラー
- 黄みの強い淡色
- パステルカラー
- 発色の強いマットなワンカラー
- 筆跡が目立ちやすいシアーカラー
など。
もちろん製品によって塗りやすさは違いますが、こうしたカラーは少しの濃淡や筆跡が目立つことがあります。
なので、最初にうまく塗れなくても、
「自分が下手なのではなく、このカラーが難しいのかも」
くらいに考えて大丈夫です。
「色ムラが気になるから厚く塗る」はおすすめしない
カラージェルを塗っていて、「一度塗りだとムラになるから、もっとジェルをのせよう」と思うことがあります。
でも、厚く塗ればムラが解決するとは限りません。
厚塗りすると表面だけ硬化して内部が十分に硬化しないなど、硬化不良につながることがあります。
ムラが気になるときは、一度に厚くするのではなく、薄く重ねて発色を調整すると考えてみてください。
カラージェルが縮む・はじくときは?
塗った直後はきれいだったのに、少しするとジェルが縮んで部分的に薄くなったり、はじいたようになったりすることがあります。
こうした場合、カラージェルだけでなく、ベースの状態やジェル同士の相性、塗布量などさまざまな原因が考えられます。
そして、ここでひとつ注意したいのが、
未硬化ジェルを自己判断で拭き取らないこと。
ベースジェルを硬化したあとに残る未硬化ジェルは、その上のジェルとの密着に関わるため、通常はそのまま次のジェルを重ねる製品も多くあります。
「ベタベタしているから拭かなきゃ」と判断せず、使用しているジェルの手順を確認してください。
濃いカラーは硬化にも少し注意
黒や濃いネイビー、深いボルドーなど、顔料の多い濃色ジェルは光が内部まで届きにくい場合があります。
だからといって「長くライトに入れておけば大丈夫」と自己判断するのではなく、メーカーが示している塗布量や硬化条件を確認します。
特に濃いカラーほど、一度に分厚く塗らないことを意識しておきたいところです。
初心者さんは「きわ」を攻めすぎなくて大丈夫
セルフジェルを始めたばかりのころは、サロンの仕上がりを見て、
「もっと根元ギリギリまで塗らなきゃ」
と思うかもしれません。
でも、根元やサイドは皮膚にジェルがつきやすい場所でもあります。
ほんの少し隙間が空いていても大丈夫。
最初は「ギリギリまで塗ること」より、「皮膚につけずにきれいに塗ること」。
慣れてから、少しずつ塗れる範囲を広げていけば十分です。
カラージェルは「一度できれいに」を目指さなくていい
カラージェルをムラなく塗るために大切なのは、最初から一度で完璧に仕上げようとしないこと。
ジェルの量を調整して、中央から塗り広げる。
根元やサイドは少しずつ。
はみ出したら硬化前に取り除く。
そして、発色や色ムラを見ながら必要に応じて重ねていく。
同じ「カラージェル」でも、シアー、マット、ラメなどで塗り心地はかなり違います。いろいろなカラーを使っているうちに、
「このジェルは薄めに重ねた方がきれい」
「これは一度塗りでも好き」
と、そのジェルの特徴も少しずつ分かってきます。
それもセルフネイルの面白さだと思います。
ジェルによって硬化時間や対応ライト、サンディングの有無、オフ方法などは異なります。
メーカー公式サイトやHOW TO、公式SNSをブランド別にまとめています。
Irisのひとこと
私はセルフネイルを始めたころ、ムラが気になると、つい何度も筆で触っていました。でも、触れば触るほど「あれ?さっきよりムラになってる……」なんてことも。
今は、多少気になっても一度硬化して、必要なら次の一層で整えるようにしています。
カラーによって塗りやすさも全然違うので、最初から完璧じゃなくて大丈夫。お気に入りの色を見つけながら、少しずつ自分なりの塗り方をつかんでいきましょう。

