セルフジェルネイルで、カラーの前に塗る「ベースジェル」。手順を見ると、
プレパレーション → ベースジェル → カラージェル → トップジェル
と書かれているので、「とりあえず最初に塗る透明なジェル」くらいに思っている人もいるかもしれません。
こんにちは、Oggi Nailの Iris(イリス)です。
でも、セルフジェルネイルをきれいに仕上げるうえで、ベースジェルはとても大切な存在。
私はカラー選びももちろん好きなのですが、実際に塗るときはベースの段階でどれだけきれいに塗れるかも結構気にしています。
今回は、
「ベースジェルって何のために塗るの?」
「どのくらいの量を塗ればいい?」
「根元ギリギリまで塗った方がいい?」
「すぐ浮いてしまうのはなぜ?」
といった疑問を、セルフジェルネイル初心者さん向けにまとめます。

ベースジェルとは?
ベースジェルは、自爪とカラージェルの間に塗る土台となるジェルです。
セルフジェルネイルでは、プレパレーションを終えたあと、最初にベースジェルを塗って硬化します。その上からカラージェルやトップジェルを重ねていきます。
「カラーを塗る前の透明なジェル」と考えるとシンプルですが、ベースジェルにはきちんと役割があります。
ベースジェルは何のために塗る?主な役割
自爪とジェルの密着を助ける
ベースジェルの大切な役割のひとつが、自爪とその上に重ねるジェルの土台になること。
使用する製品に合ったプレパレーションを行い、ベースジェルを適切に塗ることで、その後のカラージェルを重ねるベースを作ります。
だからこそ、ベースジェルだけを丁寧に塗ればいいというものでもありません。
プレパレーションとベースジェルはセット
くらいに考えておくと分かりやすいです。

カラージェルを塗るための土台をつくる
ベースジェルを塗ることで、その上にカラージェルを重ねるための土台を作ります。
ベースの表面が大きくデコボコしていると、カラーを塗ったときにも影響が出ます。
特にシアー系など透け感のあるカラーは、ベースの状態が見た目に出やすいことも。
私はカラーをきれいに見せたいからこそ、ベースの段階も丁寧に塗るようにしています。
カラージェルが自爪に直接触れるのを防ぐ
ベースジェルは、自爪とカラージェルの間に入ります。
そのため、カラージェルの色素が自爪に直接触れるのを防ぐ役割もあります。
ただし、「ベースジェルを塗れば絶対に色素沈着しない」という意味ではありません。
製品やカラーによっても異なるため、ベースジェルは使用するジェルシステムに合わせて使いましょう。
ベースジェルを塗る前にプレパレーションを確認
ベースジェルをきれいに塗っても、その前のプレパレーションが適切でなければ、浮きにつながることがあります。
ベースを塗る前に、
- 爪の長さ・形は整っている?
- 甘皮まわりやルースキューティクルは整えた?
- 必要なジェルならサンディングした?
- ダストは残っていない?
- 使用するジェルに必要な油分・水分除去は済んでいる?
などを確認します。
そしてプレパレーションが終わった爪表面は、なるべく指で触らないようにします。
せっかく整えた爪に、自分の指から皮脂をつけてしまわないためです。

STEP1|ベースジェルの量を調整する
プレパレーションができたら、ベースジェルを塗ります。
ここで初心者さんが迷いやすいのが、
「どのくらい塗ればいい?」
ということ。
たっぷり塗れば密着しやすくなるわけではありません。
ベースジェルは製品によって粘度や推奨される塗布量が違うため、メーカーの使用方法に従うのが基本です。
最初は一度にたくさんのせず、コントロールできる量から始める方が塗りやすいと思います。
ジェルを取りすぎた場合は、ボトルの口などでブラシの量を調整してから爪にのせます。
STEP2|爪の中央から塗り広げる
私はまず、爪の中央あたりにベースジェルをのせ、そこから左右へ塗り広げるようにしています。
一気に根元まで攻めるのではなく、まず中央。
そのあと、サイドや根元へ少しずつ広げます。
このとき、ブラシを強く押しつけすぎないようにします。
「塗る」というより、ジェルをブラシでやさしく誘導するようなイメージで扱うとコントロールしやすくなります。
STEP3|根元は少し手前から近づける
根元まできれいに塗りたいと思うと、最初からキューティクルぎりぎりにブラシを置きたくなります。
でも、初心者さんほどここでジェルが皮膚にはみ出しやすくなります。
私は、根元より少し手前にジェルを置いてから、ブラシで少しずつ根元側へ近づけるようにしています。
根元ギリギリを狙いすぎる必要はありません。
少し余裕を残してでも、皮膚につけないことを優先します。
STEP4|サイドも塗れているか確認する
中央と根元を塗ったら、左右のサイドも確認します。
爪は平らではなくカーブしているので、上から見ただけでは塗れているように見えても、サイドに塗り残しがあることがあります。
指の角度を変えながら、根元・中央・サイド を確認します。
ただし、サイドも皮膚に近い場所。「隅まで完璧に」と攻めすぎて皮膚にジェルをつけないようにします。
STEP5|エッジ(爪先)にも軽く塗る
爪先の断面部分を「エッジ」と呼びます。
ジェルネイルでは、使用する製品によってエッジまで塗布するよう案内されていることがあります。ただ、セルフジェル初心者さんの場合、エッジだけをきれいに塗ろうとすると少し難しいかもしれません。
私はベースジェルを塗ったブラシを爪先まで運び、最後にエッジをさらっとなでるくらいを意識しています。
このとき、ジェルをたっぷりつけ直して爪先に塗る必要はありません。
また、エッジを塗ろうとして爪の裏側までジェルが回り込まないように注意します。爪裏や皮膚にジェルが付着した場合は、そのまま硬化せず、ライトに入れる前にきれいに取り除きましょう。
エッジの塗り方や必要性は、爪の長さや使用するジェルによっても異なります。
まずは使用しているベースジェルのメーカーが推奨する塗り方を確認し、その方法を基本にしてください。
STEP6|はみ出しを確認してから硬化する
ベースジェルを塗り終えたら、ライトに入れる前に、ジェルが皮膚についていないか確認します。
特にチェックしたいのが、根元と左右のサイド。
ジェルがはみ出していたら、そのまま硬化せず、ウッドスティックなどを使って硬化前に取り除きます。
ウッドスティックがなければ、爪楊枝などで代用することもできます。このとき、はみ出した部分だけをそっとなぞるように取り除き、ジェルを皮膚に広げないようにします。
一度硬化すると、そのまま固まってしまうので、
「塗る → はみ出していないか確認 → 硬化」
を1本ずつ習慣にしておくと安心です。
また、未硬化のジェルを皮膚につけたまま硬化しないことは、ジェルアレルギーのリスクを減らすうえでも大切です。根元ギリギリまできれいに塗ることよりも、皮膚につけないことを優先しましょう。
STEP7|ライトで硬化する
ベースジェルを塗ったら、ライトに入れて硬化します。
硬化時間は使用するジェルやライトによって異なりますが、セルフジェルでは商品説明に、
LEDライト:約〇秒
UVライト:約〇秒
など、使用するライトごとの硬化時間の目安が記載されていることがあります。
まずは、使っているベースジェルに記載されている硬化時間を確認してみましょう。
また、「48Wだから30秒で大丈夫」のように、ライトのW数だけで硬化時間を判断することはできません。ジェルが反応する光の波長とライトが合っていることも重要です。
最近はLED・UVの両方に対応したライトやジェルも多いので、購入するときに**「LED対応」「UV対応」「対応波長」などの表示を確認しておく**と分かりやすいです。
硬化中に強い熱さや痛みを感じたら、我慢せず一度ライトから手を出しましょう。特にジェルを厚く塗った場合は硬化熱を強く感じることがあります。
ベースジェルが浮く原因は「塗り方」だけではない
「ベースジェルがすぐ浮いてくる」
という悩みも、セルフジェルではよくあります。
すると、
「もっとたっぷり塗った方がいい?」
「もっとサンディングした方がいい?」
と思ってしまいがち。
も、浮く原因はひとつとは限りません。
プレパレーションが十分でない
爪表面にルースキューティクルやダストなどが残っていると、密着に影響することがあります。また、使用するジェルに必要な下準備ができているかも確認します。
実は私も、プレパレーションでは何度か失敗しています。
以前、「今日は急いで仕上げたい!」と油分を取り除く工程を飛ばしてしまったことがあるのですが、いざベースジェルを塗ったら、ジェルがはじいてしまったことがありました。
また、サンディングが必要なジェルなのにその工程を飛ばしてしまい、翌日にはペロッと剥がれてしまったことも……。
はい、多々やらかしています(笑)。だからこそ今は、カラーを早く塗りたいときほど、
「プレパレーションは省略しない」を意識しています。
もちろん、必要なプレパレーションは使用するジェルによって異なります。サンディング不要のジェルもあるので、使っている製品に合った下準備を行うことが大切です。
皮膚にジェルがついている
根元やサイドにはみ出したジェルをそのまま硬化すると、そこから浮きにつながることがあります。
そして、皮膚へのジェル付着自体も避けたいところです。
ベースジェルを厚く塗りすぎている
「たっぷり塗った方が長持ちしそう」と思うかもしれませんが、製品が推奨する以上に厚く塗ればいいわけではありません。
使用するベースジェルに適した塗布量を守ります。
硬化条件が合っていない
ジェルに対してライトが適していなかったり、必要な硬化時間を満たしていなかったりすることも考えられます。
ベースジェルとライトの組み合わせも確認してみましょう。
自爪や生活習慣による違いもある
同じジェル、同じ塗り方でも、人によって持ちは違います。爪の状態や生活の中で指先をどう使うかなど、さまざまな要因が関係します。
だからこそ、「浮くからもっと削る」と、すぐサンディングを強くするのはおすすめしません。原因をひとつずつ確認していきましょう。
ベースジェルにも種類がある
ベースジェルを探すと、
「ノンサンディング」
「ピールオフ」
「フィルイン対応」
「粘度が高い・低い」
など、さまざまなタイプがあります。
初心者さんにとっては、ここも迷うところですよね。
ただ、この記事で全部説明するとかなり長くなるので、まず覚えておきたいのは、
ベースジェルはどれも同じではない
ということ。
必要なプレパレーション、硬化時間、オフ方法なども製品によって異なります。「人気だから」という理由だけでなく、自分がどんなセルフジェルをしたいのかも考えて選ぶことが大切です。
この「ベースジェルの種類と選び方」は、別記事で詳しく取り上げたいと思います。
ベースジェルは「薄ければ薄いほどいい」わけでもない
ここも少し注意したいところ。
初心者向けの記事では「薄く塗りましょう」とよく書かれています。
確かに、厚く塗りすぎるのは避けたいのですが、だからといってブラシでジェルを全部こそげ取るように極端に薄くすればいいわけでもありません。
ベースジェルには製品ごとに適した塗布量があります。
セルフネイルでは、
厚く盛ることを目的にしない。
でも、必要なジェルまで取り去らない。
という感覚で、使用する製品の説明を基準にするのがおすすめです。
ベースジェルがきれいに塗れると、そのあとのカラーも塗りやすい
セルフジェルネイルというと、どうしてもカラージェルやアートが主役に見えます。でも、その下にあるベースジェルも仕上がりを支える大切な工程です。
プレパレーションを丁寧にして、ベースジェルを皮膚につけず、爪全体へ適切に塗る。
最初は根元ギリギリまで攻めなくても大丈夫。
まずは安全に、コントロールできる範囲できれいに塗ることから始めてみてください。
Irisのひとこと
セルフネイルをしていると、どうしても「カラーを早く塗りたい!」となるんですよね。
でも、ベースがきれいに塗れると、そのあとのカラーも塗りやすくなります。私は根元を塗るときも、最初からギリギリを狙うのではなく、少し手前からゆっくり近づけるようにしています。
ほんの少しの塗り方の違いですが、こういう細かなところを工夫できるのもセルフネイルの楽しさ。
焦らず、自分が扱いやすい量やブラシの動かし方を見つけてみてくださいね。

