セルフジェルネイルのやり方を調べていると、よく出てくる「プレパレーション」という言葉。
なんだか難しそうですが、簡単にいうとジェルを塗る前に行う下準備のことです。
こんにちは、Oggi Nailの Iris(イリス)です。
私はセルフネイルを始めた頃、早くカラーを塗りたくて、こうした下準備を少し面倒に感じることもありました。でも、ジェルネイルを続けていると実感するのが、
カラーを塗る前の工程って、やっぱり大事。
爪の形や甘皮まわりが整っていると仕上がりもきれいに見えますし、ジェルを適切に密着させるためにもプレパレーションは大切な工程です。
今回は、セルフジェルネイル初心者さん向けに、プレパレーションでは何をするのか、基本の流れを順番に紹介します。

ジェルネイルのプレパレーションとは?
「preparation」は英語で「準備・下準備」という意味。
ネイルでは一般的に、ジェルを塗布する前に自爪を整え、使用するジェルに適した状態にする工程をプレパレーションと呼びます。
具体的には、
- 爪の長さ・形を整える
- 甘皮まわりを整える
- 必要に応じてサンディングする
- ダストを取り除く
- 使用するジェルに合わせて油分・水分などを除去する
といった作業を行います。
ただし、使用するジェルによって必要な工程は異なります。
特に最近は「サンディング不要」のジェルもあります。
まずは使っているジェルメーカーが案内している方法を確認しましょう。
プレパレーションに使う基本の道具
私がセルフジェルネイルのプレパレーションで使う代表的な道具はこちらです。
エメリーボード(ネイルファイル)
自爪の長さや形を整えるためのファイルです。
爪切りで一気に形を作るのではなく、エメリーボードを使って少しずつ整えていきます。
ネイルファイルを選ぶときに知っておきたいのが、**「G(グリット)」**という数字。
グリットはファイルの目の粗さを表していて、基本的には、
数字が小さい → 目が粗く、よく削れる
数字が大きい → 目が細かく、削り方がおだやか
と覚えておくと分かりやすいです。
たとえば180Gと240Gなら、180Gの方が目が粗く、240Gの方が細かくなります。
目が粗いファイルほど早く削れますが、その分削りすぎにも注意が必要です。特に自爪に使うときは、力を入れず少しずつ整えていきます。
セルフネイルならダイヤモンドファイルもおすすめ
一般的に自爪の長さや形を整えるときによく使われるのがエメリーボードですが、私がセルフネイルで気に入っているのはダイヤモンドファイルです。
エメリーボードは消耗品なので、使っているうちに少しずつ削れにくくなり、定期的な交換が必要になります。
ただ、毎回自分の爪に使っていると、
「そろそろ交換かな?」
「まだ使えるかな?」
と、劣化具合が意外と分かりにくいんですよね。その点、私が使っているダイヤモンドファイルは、水洗いしてお手入れでき、繰り返し長く使えるところがお気に入り。
現在使っているのは、
・180Gのダイヤモンドファイル
・表150G/裏240Gの両面ダイヤモンドファイル
です。
150G・180G・240Gでは削れ方が違うので、爪の長さをしっかり調整したいとき、細かく形を整えたいときなど、そのときの爪の状態や目的に合わせて使い分けています。
ひとつのファイルを繰り返し使えて、水洗いできる製品なら清潔に保ちやすい。
セルフネイルを長く楽しむなら、私はダイヤモンドファイルをひとつ持っておくのもおすすめだと思っています。
※使用できる部位や洗浄・お手入れ方法は製品によって異なるため、メーカーの使用方法を確認してください。
もちろん、エメリーボードがダメということではありません。
エメリーボードは手軽で使いやすく、グリットの種類も豊富。用途によって使い分けられるのもメリットです。
私は、
基本を覚えるならエメリーボード。
セルフネイルで長く愛用する一本ならダイヤモンドファイルもおすすめ。
という感覚で使っています。
🌿 Iris Select
📝 Iris メモ:ダイヤモンドファイル
一度使うと手放せなくなったのがダイヤモンドファイル。削り心地がなめらかで長持ちするので、紙のエメリーボード(ネイルファイル)よりも出番が多くなりました。セルフネイルを長く楽しむなら、1本持っておくと便利なアイテムです。
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プッシャー
甘皮まわりを整えたり、爪表面に残ったルースキューティクルを除去したりするために使います。
プッシャーにも、メタルプッシャーやストーンプッシャーなどいくつか種類があります。
メタルプッシャーを使ったネイルケアでは、キューティクルリムーバーやキューティクルクリームなどで甘皮をやわらかくしてから、やさしく押し上げる方法もあります。
一方、ジェルネイル前のプレパレーションでは、使用するジェルやケア方法に合わせてドライな状態で整えることもあります。
私はセルフジェルネイルのプレパレーションでは、ストーンプッシャーを使うことが多いです。
爪表面に残ったルースキューティクルを細かく整えやすく、セルフでも扱いやすいところがお気に入りです。
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📝 Iris メモ:ストーンプッシャー
私も甘皮ケアに愛用しているアイテムです。力を入れすぎず、やさしく使うのがポイント。ちょっとひと手間かけるだけで、爪まわりがすっきりしてネイルがよりきれいに見えます。
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スポンジファイル(バッファー)
必要に応じて、自爪表面のツヤを取り除くサンディングなどに使います。
私がプレパレーションで使う場合は、220~280G程度の目の細かいスポンジファイルを使っています。
ここで、
「同じ220Gなら、普通のネイルファイルでもいいのでは?」
と思うかもしれません。
同じグリット数でも、ネイルファイルとスポンジファイルでは形状や使用感が異なります。
スポンジファイルにはクッション性があるため、爪表面のカーブに沿わせながら当てやすく、力が一点に集中しにくいのが特徴です。
一方、エメリーボードなどの硬いファイルは、爪の長さや形を整えるのには使いやすいものの、爪表面のサンディングでは当たり方が強くなってしまうことがあります。
私はプレパレーションで爪表面を整えるときには、硬いファイルではなくスポンジファイルを使っています。
ゴシゴシ削るのではなく、ふわっと表面をなでるくらい。自爪を薄くするためではなく、必要に応じて表面のツヤをやさしく取り除くイメージです。
なお、サンディングが必要かどうかや推奨されるグリットはジェルによって異なるため、使用する製品の説明を確認してください。
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📝 Iris メモ:スポンジファイル(グリッド:220-280)
プレパレーションで爪の表面を整える時は、220〜280グリッドのスポンジファイルがおすすめ。力を入れず、ふわっとなでるように使うのがコツです。削りすぎを防ぎながら、きれいな仕上がりにつながります。
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ダストブラシ
ファイルやサンディングのあとに出る、細かなダストを払い落とすために使います。
ネイル専用のダストブラシもありますが、セルフネイルなら清潔な化粧用ブラシなどで代用することもできます。私自身、「粉を払うだけなら、そんなに大きな違いはないのでは?」と思うアイテムのひとつ(笑)。
ただし、普段メイクに使っているブラシとの兼用は避け、ネイル用として1本分けておくのがおすすめです。
毛がやわらかく、爪の根元やサイドに残った細かなダストまで払い落としやすいものを選ぶと使いやすいです。
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📝 Iris メモ:ダストブラシ
正直、「化粧ブラシと何が違うの?」と思いつつ(笑)、つい可愛いダストブラシを集めてしまいます。ネイルのダストを払うだけのアイテムですが、お気に入りのブラシがあると、セルフネイルの時間がちょっと楽しくなります。
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クレンザー・プレップなど
使用するジェルによっては、塗布前に爪表面の油分や水分などを除去するための製品を使います。
名称や使用方法はメーカーによって異なるため、使っているジェルの指定に合わせて選ぶのが基本です。
STEP1|爪の長さと形を整える
まずはエメリーボードを使って、自爪の長さと形を整えます。
エメリーボードは、爪の先端に対して斜め45度くらいを目安に当て、力を入れすぎず少しずつ動かします。
ノコギリのように強く左右へ往復させるのではなく、基本は一定方向へ。
サイドから中央へ向かって整え、反対側も同じようにサイドから中央へ整えていきます。
一気に完成させようとせず、ときどき5本の爪を一緒に見てみると、
「この爪だけ長いかも」
「ちょっと斜めになっている」
といった違いにも気づきやすくなります。
ラウンド、オーバル、スクエアなど、作りたい爪の形によってファイルの当て方も変わります。
このあたりは別の記事で詳しく紹介します。
STEP2|甘皮まわりを整える
次に、爪の根元やサイドの甘皮まわりを整えます。
プッシャーなどを使って、爪表面に付着しているルースキューティクルなどをやさしく整えていきます。
ここで大切なのは、
「甘皮は取れるだけ取った方がいい」と考えないこと。
強く押したり、必要以上に取り除いたりする必要はありません。
また、ささくれなどがあり、ジェルを塗るときに引っかかりそうな場合は、必要に応じてネイルニッパーなどで処理することもあります。
ただし、ニッパーで生きている皮膚まで切ったり、甘皮を必要以上にカットしたりするのはNG。
特に初心者さんには、無理にニッパーを使って甘皮をカットすることはおすすめしません。
「きれいにしなきゃ」と攻めすぎず、まずはプッシャーなどでやさしく整える程度から始めてみてください。出血や痛みがある部分、炎症がある部分には無理に触れず、ジェルネイル自体を控えることも大切です。

STEP3|必要に応じてサンディングする
使用するジェルによっては、スポンジファイルなどを使って爪表面のツヤを軽く取り除きます。
これが「サンディング」です。
サンディングは、ジェルが密着しやすいよう、爪表面のツヤをやさしく取り除くために行います。
自爪を薄くするほど削る作業ではありません。
私は220~280G程度のスポンジファイルを使うことがありますが、力を入れてゴシゴシ削るのではなく、
ふわっと表面をなでるくらい、やさしく。
を意識しています。
特に爪の根元やサイドはやりにくい部分なので、「削らなきゃ」と力を入れすぎないよう注意します。
そして、ここでも大切なのが使用するジェルの説明を確認すること。
サンディング不要のジェルなら、メーカーの使用方法に従います。
今後追加予定
ジェルネイルのサンディングとは?スポンジファイルの選び方と使い方
STEP4|ダストをきれいに取り除く
ファイルを使ったあとは、爪や爪まわりに細かなダストが残ります。
ダストブラシなどを使ってきれいに取り除きます。
せっかく下準備をしても、ダストが残った状態でジェルを塗ってしまうのは避けたいところ。
特に爪の根元やサイドなど、細かな部分も確認します。
STEP5|油分・水分などを除去する
最後に、使用するジェルの指定に合わせて爪表面を整えます。
ジェルによっては専用のクレンザーやプレップなどを使って、爪表面の油分・水分などを除去します。
この工程が終わったら、なるべく爪表面を指で触らないようにします。
せっかく油分などを取り除いたのに、指で触れば再び皮脂が付着してしまうからです。
ここまでできたら、ベースジェルを塗る準備は完了です。
プレパレーションで初心者が気をつけたいこと
自爪を削りすぎない
サンディングが必要なジェルでも、自爪を薄くするほど削る必要はありません。
「ジェルを長持ちさせたいから」と削りすぎないようにしましょう。
甘皮を取りすぎない
甘皮まわりも同じです。
きれいにしたいからといって、無理に押したり切ったりする必要はありません。
セルフでニッパーを使用する場合も、扱いには十分注意します。
プレパレーション後の爪を触らない
これは意外とやってしまいがち。
きれいになった爪表面を、「ちゃんとツルツルしているかな?」と触りたくなりますが、プレパレーション後はなるべく触らないようにします。
ジェルメーカーの使用方法を確認する
プレパレーションには基本がありますが、すべてのジェルでまったく同じ工程を行うわけではありません。
サンディングの有無、使用するプレップ剤、塗布方法などは製品によって異なります。
セルフジェルでは、「いつもこうしているから」ではなく、使う製品の説明を一度確認する習慣をつけておくと安心です。
プレパレーションは、きれいなジェルネイルの土台づくり
ジェルネイルというと、どうしてもカラーやアートに目がいきます。
私も新しいカラーを買うと、早く塗りたくなります(笑)。
でも、その前にあるのがプレパレーション。爪の形を整えて、甘皮まわりを整えて、必要な下準備をする。
派手な工程ではありませんが、ジェルを塗り始める前の大切な土台づくりです。
そしてプレパレーションを覚えると、
「エメリーボードはどう使う?」
「スポンジファイルは何G?」
「甘皮はどこまで処理する?」
など、次に知りたいことも出てくると思います。
Oggi Nailでは、このひとつひとつも詳しく紹介していきます。
Irisのひとこと
私はネイルを始めた頃から、カラーを塗る工程はもちろん好きなのですが、実はプレパレーションのような細かい作業も嫌いではありません。
爪の長さが揃って、甘皮まわりが整って、「よし、塗ろう」となる感じが好きなんですよね。
セルフジェル初心者さんも、最初から完璧にやろうとせず、ひとつずつ基本を覚えていけば大丈夫。
カラーを塗る前の時間も含めて、セルフネイルを楽しんでみてください。


